今年こそは落ち着いて新年を迎え粛々と仕事に没頭したいと毎年思いながら、仕事始め早々からひどいポカミスを連発してさっそく凹んでおります… 年末年始の試作品の中には、比較的好評だった(自薦他薦問わず)アイテムもけっこうあったのに、こんな毎日だとあっという間に全部忘れてしまいそうなので、とりあえず自分用にレシピをメモしておくことにします。
「オーガニックラベンダー&元蝋のクリーム」
元蝋=無精製の蜜蝋(ミツロウ)はプロポリスやローヤルゼリー等の養分を多く含むだけでなく、こっくりとしたいとおしいぬくもりのある甘い香りを有するため、私はこの元蝋を加温したホホバオイルで溶かし作ったクリームが大好きで、すでに私の中で不動の大定番になっています。(仕上がったクリームもさることながら、火にかけたオイルウォーマーの中で元蝋がホホバオイルに溶けていく時にただよう、実に馥郁たる甘さと華やかさに満ちた香りの、ああ何と素晴らしいこと!クリームを作る必要があるからというよりも、あの香りに包まれたくてつい作ってしまう、と言ったほうが、正直なところかもしれません)
今回はこれをクリームベースとして、皮膚に直接塗布することのできる真正ラベンダー精油 Lavandula angustifolia e.o. を高濃度で配合してみました。加温して元蝋が溶けた状態のクリームベースを保存容器に移し、周囲が冷えてすこし固まり始めたら精油を滴下してかきまぜながら自然に冷やす、作り方はただそれだけです。しかし出来上がったクリームのフタをあけた瞬間、ふわっと広がる元蝋とラベンダーの濃厚な香りは、そのまま鼻から大脳の真ん中あたりを経由して、砂嵐舞うアタマの中やガサついたココロの奥底にまで沁み込んできそうな、そんな優しくも頼もしい力強さに満ちています。
材料 ingredients - ingrédients
クリームベース cream base - base de crème
エッセンシャルオイル essential oil - huile essentielle
作り方 recipe - recette
- [a]に示したクリームベースの材料をオイルウォーマーで加熱し、溶けたら保存容器に注ぐ。
- 1. が手で触れるくらいに冷めたら、[b]に示したエッセンシャルオイルを滴下してよくかき混ぜる。
以上
注1 : m/v = mass volume,
重量比。クリームベース中の元蝋の配合比率は、私の経験からいうと、夏季や浴室内など高温の環境では粘度が下がるため35-40%程度、冬場の室内では
30%くらいが目安のようです。さらに低温の環境ではとても固くなりますが、手のひらに取り体温で溶かすようにすると問題なく使えます。
注2 : v/v = volume volume, 体積比。なお、日本語で「真正ラベンダー」と呼ばれる精油原料植物の学名表記に関しては、Lavandula angustifolia Miller のほかに L. officinalis Chaix, L. vera de Candolle などといろいろあって混乱しがちですが、ラベンダー精油に関する INCI 名称は基本的に L. angustifolia, L. hybrida, L. spica の3種であることを踏まえ、このブログでは以降、FCCの品質基準「エステル含有率(酢酸リナリルして)35.0%以上」およびANFORの品質基準「エステル含有率(酢酸リナリルとして)38-58%」を満たすものを Lavandula angustifolia と称することとします。
※上記の材料を用いて手作りされたアイテムは、薬事法の定める医薬品・医薬部外品・化粧品のいずれにも該当しません。あくまでも自己責任の下で適切
に製作および管理を行ってください。また、アレルギー反応等による危険を避けるため、使用に際しては事前に必ずパッチテストを行い、異常が認められた場合
は絶対に使用しないでください。