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June 2008 posts

June 25, 2008

スパイスコーヒー イエメン・サヌア風 - Café Épicé à Sana'a, Yémen

レシピ Recipe / Recettes
1. 鍋にモカ・コーヒー(粉)、クローブ(ホール)、カルダモン(ホール)と水を入れて沸かし、ぷくぷく泡がたちはじめたら火を止める。Put mocha coffee (ground), clove buds (whole), cardamom (whole) with water in saucepan and heat until foam starts.
2. 濾さずにそのまま飲むのが伝統的スタイル、ですが、慣れないと粉とかいろいろ気になって味と香りに集中できない…というときは、無理せず茶こしで濾していただきましょう。Serve unfiltered for traditional taste. Filter if desired.

通常のコーヒーメーカーで作る場合、クローブとカルダモンを市販の「お茶パック」等に入れて保温性のあるタンブラー等の容器に入れておき、そこにコーヒーメーカーで淹れた熱いコーヒーを注いでしばらく置いておくと、時間がたつにつれ徐々にスパイスの風味がうつり、簡単においしいスパイスコーヒーが楽しめます。クローブのシャープな辛み、カルダモンの爽やかな風味、モカ・コーヒーならではの上品な甘さ、これを組み合わせてこの感動的な調和にたどりついた人類の(まあ、大きく見れば)末裔の一員であることに、誇りを感じずにはいられません。

好みでシナモン(カッシア)を加えると、芳しさと自然な甘さが加わってさらにおいしいですよ。ほかに、フェンネル、バニラなど、チョイスはさまざま。ちなみにモカ・コーヒーのモカ المخا [al-Mukhā] は紅海に面したイエメン اليمن [al-Yaman] の港の名。そして乳香 لبان [lubbān] とコーヒー قهوة [qafwa] の交易で古くから栄えてきた街が、今は世界遺産にも指定されているイエメンの首都、サヌア صنعاء [Ṣan‘ā’] なのだそうです。また、勘のいい方はもうお気づきでしょう、イエスの誕生時に東方3博士が捧げたとされる贈り物のひとつである乳香のアラビア語名(定冠詞つき) al-lubbān が、やがてキリスト教のひろまった国々で allubanum → olibanum と変成し、定着していったこと。なんだか、勝手に森厳たる気分になっちゃいます。すごいよなあ。人類。

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季節のサシェ 夏・2008「神馬の浜」第5案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « La Plage d'Août »

「神馬(じんめ)の浜」、通算第5案。

【ハーブティー】Herb Tea / Tisane
- マリーゴールド(金盞花、キンセンカ)ペタル、乾燥
 Marigold, Calendula officinalis, flower petal, dry
- オレンジピール、ダイスカット、乾燥
 Orange peel, Citrus sinensis, dice-cut, dry
- レモンピール、ダイスカット、乾燥
 Lemon peel, Citrus Limon, dice-cut, dry
- オオムギ(大麦)、種子、焙煎、乾燥
 Barley, Hordeum vulgare, seed, roasted, dry

【バスソルト】Bath Salt / Sel de Bain
- ヒマワリ(向日葵)、種、乾燥
 Sunflower, Helianthus annuus, seed, dry
- イグサ(藺草)、葉、乾燥
 Rush, Juncus effusus var. decipens, leaf, dry, cut
- マツ(松)、針葉、乾燥
 Pine, Pinus sylvestris, needle, dry, cut
- ジンメソウ(神馬藻、ホンダワラ)、乾燥
 Sargassum Seaweed, Sargassum fulvellum, dry
+ 下記精油を含ませた海塩
 Sea Salt scented with / Sel Marin aromatisé à
 - ブラッドオレンジ精油
  Blood Orange, Citrus sinensis, E.O.
 - ハッカ(薄荷)精油
  Japanese Mint, Menta arvensis, E.O.
 - 青森ヒバ(檜翌檜、ヒノキアスナロ)精油
  Aomori Hiba, Thujopsis dolabrata var. hondae, E.O.

... 窓の外、河原の茂みのどこかでカッコウが啼きはじめた。

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季節のサシェ 夏・2008「黄昏の空」第5案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « Le Soir de Juillet »

「黄昏の空」、第5案。

【ハーブティー】Herb Tea / Tisane
- 金銀花(忍冬、スイカズラ)花、乾燥
 Japanese Honeysuckle, Lonicera japonica, flower, dry
- マロウブルー(ウスベニアオイ)花、乾燥
 Mallow Blue, Marva sylvestris, flower, dry
- ラベンダー、花、乾燥
 French Lavender, Lavandula officinalis, flower, dry
- アンズ、果実、乾燥、ダイスカット
 Apricot, Prunus armeniaca, fruit, dry, dice-cut
- スペアミント、葉、乾燥
 Sparemint, Mentha spicata, leaf, dry

【バスソルト】Bath Salt / Sel de Bain
- マダケ、葉(笹)、乾燥
 Madake, Phyllostachys bambusoides, leaf, dry, cut
+ 下記精油等を含ませた海塩
 Sea Salt scented with / Sel Marin aromatisé à
 - ハニーサックル精油
  Perfoliate Honeysuckle, Lonicera caprifolium, E.O.
 - ラベンダー精油
  Lavender, Lavandula officinalis, E.O.
 - アプリコット(杏、アンズ)精油
  Apricot, Prunus armeniaca, E.O.
 - ピーチ(桃、モモ)精油
  Peach, Prunus persica, E.O.
 - 笹葉エキス(無水エタノール浸出、冷浸法、自家製)
  Madake, Phyllostachys bambusoides, leaf, tincture
  (enfleurage, solvent: absolute ethanol)

- 配合比率 Blending ratio : (closed)

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季節のサシェ 夏・2008「雨のあと」通算第7案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « Après La Pluie »

「雨後の庭」あらため「雨のあと」通算第7案。

【ハーブティーのサシェ】 Herbal Tea Bag / Tisane Sachet
<3 dominant notes>
 1. Floral - Rose
 2. Floral - Jasmine
 3. Herbal - White Tea
- ローズバッズ・レッド(玫瑰茶)、蕾、乾燥
 Rose buds red (for Méi-guī Chá), Rosa rugosa, dry
- ローズペタル・レッド、花弁、乾燥
 Rose petals red, Rosa rugosa, dry
- ローズバッズ・ピンク、蕾、乾燥
 Rose buds pink, Rosa centifolia, dry
- ローズバッズ・イエロー、蕾、乾燥
 Rose buds yellow, Rosa damascena, dry
- ジャスミン・アブソリュート、花、乾燥
 Jasmine, Jasminum officinale, flower, dry
- 茉莉白龍珠、白茶葉、乾燥
 Mò-lì Bái-lóng Zhū,
 White Tea, Camellia sinensis, leaf
 scented with Jasmine, Jasminum sambac, flowers

【バスソルトのサシェ】 Bath Salt Bag / Sachet du Sel de Bain
<3 dominant notes>
 1. Floral - Rose, Jasmine
 2. Herbal - White Tea, Rosemary
 1. Oriental - Patchouli, Sandalwood
- ローズペタル・レッド、花弁、乾燥
 Rose petals red, Rosa rugosa, dry
- ローズマリー、葉、乾燥
 Rosemary, Rosmarinus officinalis, leaf, dry
- 茉莉白龍珠、白茶葉、乾燥
 Mò-lì Bái-lóng Zhū,
 White Tea, Camellia sinensis, leaf
 scented with Jasmine, Jasminum sambac, flowers
+ 下記精油を含ませた海塩
 Sea Salt scented with / Sel Marin aromatisé à
 - ダマスク・ローズ(モロッコ産)アブソリュート
  Damask Rose (Morocco), Rosa damascena, Abs.
 - アルバ・ローズ(白薔薇)精油
  Alba Rose, Rosa alba, E.O.
 - ジャスミン・アブソリュート
  Jasmine, Jasminum officinale, Abs.
 - ジャスミン・サンバック(茉莉花、まつりか)精油
  Jasmine sambac, Jasminum sambac, Abs..
 - サンダルウッド(白檀、びゃくだん)精油
  Sandalwood Santalum album E.O.
 - パチュリ(藿香、かっこう)精油
  Patchouli Pogostemon cablin E.O.

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June 21, 2008

暗き淵より:あるいは悔恨の闇、青緑さす暗褐色の香り - Aus tiefer Not schrei ich zu dir

いやな夢が終わる前に、また目が覚めてしまった。しかし大丈夫、この歳になるといい知恵も悪い知恵もそれなりについている。たとえば、夢は思い出してこの手でつかもうとすると途端に、煙のように逃げて消えていく、ということ。とはいえ今日の悪夢はまさか夜中3時すぎにその主が目覚めてしまうとは予想していなかったようで、なんだかよくわからない断片をあちこちこぼしながら、大慌てで記憶から逃げ出して行った。

息苦しい闇の中、寝転がったまま手を伸ばし、サッシの窓を開けてベランダからの風を入れる。5月までの春の夜明けの、あの初々しく甘やかで軽やかな香りはもうしない。あるいは梅雨入り前の6月の、りりしい青年のような若くすがすがしい緑の香りの頃も、もう過ぎてしまった。降っては止みをくりかえす雨の湿気に息を吹き返した、大木の樹皮からその根っこの端っこにくっついているバクテリアの一つひとつの、あるいは大小さまざまの水辺に息づく無数のぬめぬめしたものたちの一晩分の呼気、濃厚で粘性のある、暗褐色に青緑のさし混じった濁色の香気が、ざあーっと流れ込んでくる。

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June 15, 2008

オクラのカレー、薔薇の粉末入り

20080615162126okura 今日の夕食は、鹿児島産オクラを使った手作りカレー。前エントリで紹介した玄米ごはん(小豆・ごま入り)と一緒に、いただきまーす。今日はクミンの豊かな香りとターメリックの風味をしっかり楽しめるように、チリソース以外に辛い素材を使わないレシピにしてみました。なので、辛いのが苦手な人にもおすすめできるレシピかもです。

オクラのカレー レシピ (2食分)
材料:玉ねぎ中~大 1個、鶏挽肉80g、オクラ10本、トマト水煮缶400g入り1缶、しょうゆ小さじ2、炒め油小さじ1、にんにく半かけまたはガーリックパウダー小さじ1、スパイス(クミンシード、ターメリックパウダー、ガラムマサラ等)適量、チリソース(タバスコなど)適量

1. 鍋にクミンシード小さじ1を入れて軽くカラ煎りし、香りがしてきたら炒め油を加える。このとき鍋の温度が高すぎるとクミンが焦げておいしくなくなるので、ご注意を。生のにんにくがあれば、半かけ程度をつぶして鍋に加えましょう。
2. 玉ねぎをみじん切りにして1に加え、ターメリックと鶏挽肉を加えてよく炒める。ガーリックパウダーを使う場合は、このタイミングで入れてください。
3. オクラは洗って塩少々(分量外)を加えすり合わせて表面をよく洗い、真水でさっと洗ってから適当なサイズ(だいたい切り口の直径と同じ長さにすると食感がよいです)に切って2に加え、炒める。
4. オクラにあらかた火が通ったら、トマトの水煮を加えてよく炒め、途中でガラムマサラを加え、醤油とチリソースで味を調えてできあがり。

ちなみに、ガラムマサラにもいろいろありますが、選べるなら薔薇の粉末が入っているものをぜひおすすめします!薔薇の粉がカレーに合うとはなかなか思いつかないですが、先日ローズペタル(薔薇の花弁を乾燥させたもの)を入手して香りをかぐと、バラの香りとともに、何と微かながらクミンのような香りがしたのです。ローズバッド(薔薇のつぼみを乾燥させたもの)からそんな香りがすることはほとんどないので、ちょっと不思議ですね。あるいは単に、クミンの香りあふれる場所でローズペタルが袋詰めされてただけ、だったりして。

あと、カレーの横に写っているグラスは、パッションフルーツ風味のレモネード。レモン果汁大さじ3とモナンのパッションフルーツシロップ10-15ccをあわせたものを水で割るだけ。好みでお酢を大さじ1加えても、おいしくいただけます。酢酸やクエン酸を毎日摂るのはなかなか難しいものですが、モナンのマンゴーシロップやブルーキュラソーシロップ、バナナシロップなどがあれば、毎日いろんなバリエーションを楽しめるので、おいしく続けられますよ。

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マクロビオティック玄米ごはん(小豆・黒ゴマ入り) - Macrobiotic diet : Steamed brown rice with Azuki beans & Black Sesame

すでに日常の一部になっている何かを文字にするのは、何かの機会がないとなかなか難しいもの。たとえば、いま台所に漂っている香ばしい匂い、炊飯器の中で何をどうしているかというと...

マクロビオティック玄米ごはん(小豆・黒ゴマ入り)
材料
- 玄米 genmai, brown rice, Oryza sativa unmilled 3合
- 小豆 azuki, Vigna angularis beans 0.5合
- ゴマ sesame, Sesamum indicum seeds 大さじ1
- 岩塩 rock salt, halite pink himalayan 大さじ 1/2
- 水 water (soft)

レシピ Recepe - Recettes
1. 玄米と小豆をさっと洗う。
2. ゴマと岩塩を加え、玄米3合を炊く時と同量の水かげんで、炊飯器(加圧機能付き)で炊く。

以上!

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季節のサシェ 夏・2008「雨後の庭」第6案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 «Le Jardin de Juin »

「雨後の庭」通算第6案。

【テーマ・ノート】 Notes dominantes
- フローラル Floral : ジャスミン Jasmine、アルバ・ローズ Alba Rose
- オリエンタル Oriental : サンダルウッド Sandalwood、パチュリ Patchouli
- レジン(樹脂) Resin : ミルラ Myrrh、オリバナム Olibanum
- スパイシー Spicy : ローレル Laurel、クローブ Clove

【サシェ】 Sachet
- ジャスミン、花、乾燥
 Jasmine Jasminum officinale flower petal, dry
- 茉莉白龍珠(モーリーバイロンジュ)、白茶葉、乾燥
 White Tea Camellia sinensis leaf, scented with Jasmine Jasminum sambac flowers
- 月桃(げっとう)、葉、乾燥
 Shell Ginger Alpinia zerumbet leaf, dry
- ローレル(ローリエ、ベイ、月桂樹、げっけいじゅ)、葉、乾燥
 Bay Laurus nobilis leaf, dry
- クローブ(丁子、ちょうじ)、蕾、乾燥
 Clove Eugenia caryophyllata bud, dry
+ 下記精油を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - ジャスミン精油
  Jasmine Jasminum officinale E.O.
 - ローザ・アルバ(白薔薇)
  Alba Rose Rosa alba E.O.
 - サンダルウッド(白檀、びゃくだん)精油
  Sandalwood Santalum album E.O.
 - パチュリ(藿香、かっこう)精油
  Patchouli Pogostemon cablin E.O.
 - ミルラ(没薬、もつやく)精油
  Myrrh Commiphora myrrha E.O.
 - オリバナム(フランキンセンス、乳香、にゅうこう)精油
  Olibanum Boswellia carterii E.O.
 - ローレル(ベイ、月桂樹、げっけいじゅ)精油
  Bay Laurus nobilis E.O.
 - クローブ(丁子、ちょうじ)精油
  Clove Eugenia caryophyllata E.O.
 - アンジェリカ・ルート精油
  Angelica Angelica archangelica root E.O.

- 配合比率 Blending ratio : (closed)

【パルファム・ダンビアンス】 Parfum d'Ambiance
 希釈した精油をスプレーヘッドつき遮光瓶にいれる。
 ブレンド精油約1%、無水エタノール33%、精製水66%。
<使用法>
 サシェの香りが弱くなったとき、吹き付けると香りがよみがえる。入浴時、湯面にスプレーしてもよい。そのほか、ティシュやコットンにふきつけての芳香浴、部屋用の消臭芳香剤(ルームスプレー)などにも使うことができる。
<注意>
 - 肌に直接使用しない。刺激が強く肌を傷めるおそれがある。
 - 白い布等には吹きつけないこと。液体が有色のためシミになる。
 - 火気厳禁。エタノール含有率が高いため引火のおそれがある。

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June 14, 2008

季節のサシェ 夏・2008「神馬の浜」通算第4案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « La Plage d'Août »

「神馬(じんめ)の浜」、通算第4案。

【テーマ・ノート】 Notes Dominantes
- シトラス Citrus : ブラッドオレンジ Blood Orange
- ハーバル Herbal : Igusa, Hakka
- ウッディー Woody : Hiba, Pine
- マリン Marine : Jin-me-soh

【サシェ】 Sachet
- マリーゴールド(金盞花、キンセンカ)ペタル、乾燥
 Marigold Calendula officinalis flower petal, dry
- ヒマワリ(向日葵)、種、乾燥
 Sunflower Helianthus annuus seed, dry
- イグサ(藺草)、葉、乾燥
 Rush Juncus effusus var. decipens leaf, dry, cut
- オオムギ(大麦)、種子、焙煎、乾燥
 Barley Hordeum vulgare seed, roasted, dry
- マツ(松)、針葉、乾燥
 Pine Pinus sylvestris needle, dry, cut
- ジンメソウ(神馬藻、ホンダワラ)、乾燥
 Sargassum Seaweed Sargassum fulvellum, dry
+ 下記精油を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - ブラッドオレンジ精油
  Blood orange Citrus sinensis E.O.
 - ハッカ(薄荷)精油
  Japanese Mint Menta arvensis E.O.
 - 青森ヒバ(檜翌檜、ヒノキアスナロ)精油
  Aomori Hiba Thujopsis dolabrata var. hondae E.O.

【パルファム・ダンビアンス】 Parfum d'Ambiance
- 配合比率 Blending ratio : (closed)

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季節のサシェ 夏・2008「黄昏の空」通算第4案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « Le Soir de Juillet »

「7月の黄昏」あらため「黄昏の空」、通算第4案。

【テーマ・ノート】 Notes dominantes
- フローラル floral : ハニーサックル honeysuckle、ラベンダー lavender
- フルーティ fruity : アプリコット apricot, ピーチ peach
- ハーバル herbal : スペアミント sparemint
- ウッディ woody : ササ sasa

【サシェ】 Sachet
- 金銀花(ジャパニーズ・ハニーサックル、忍冬、スイカズラ)花、乾燥
 Japanese Honeysuckle Lonicera japonica flower, dry
- マロウブルー(ウスベニアオイ)花、乾燥
 Mallow Blue Marva sylvestris flower, dry
- ラベンダー、花、乾燥
 French Lavender Lavandula officinalis flower, dry
- アンズ、果実、乾燥、ダイスカット
 Apricot Prunus armeniaca fruit, dry, dice-cut
- スペアミント、葉、乾燥
 Sparemint Mentha spicata leaf, dry
- マダケ、葉(笹)、乾燥
 Madake Phyllostachys bambusoides leaf, dry, cut
+ 下記精油等を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - ハニーサックル精油
  Perfoliate Honeysuckle Lonicera caprifolium E.O.
 - ラベンダー精油
  Lavender Lavandula officinalis E.O.
 - アプリコット(杏、アンズ)精油
  Apricot Prunus armeniaca E.O.
 - ピーチ(桃、モモ)精油
  Peach Prunus persica E.O.
 - 笹葉エキス(無水エタノール浸出)
  Madake Phyllostachys bambusoides leaf extract
  (solvent: abs. ethanol)

【パルファム・ダンビアンス】 Parfum d'Ambiance
- 配合比率 Blending ratio : (closed)

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季節のサシェ 夏・2008「雨後の庭」通算第5案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 «Le Jardin de Juin »

「6月の庭園」あらため「雨後の庭」、通算第5案。

【テーマ・ノート】 Notes dominantes
- フローラル floral : ジャスミン jasmine
- オリエンタル oriental : サンダルウッド sandalwood、パチュリ patchouli
- レジン resin : ミルラ myrrh
- スパイシー spicy : ローレル laurel、クローブ clove

【サシェ】 Sachet
- ジャスミン、花、乾燥
 Jasmine Jasminum officinale flower petal, dry
- 茉莉白龍珠、葉、乾燥
 Jasmine Tea Camellia sinensis scented with Jasminum sambac leaf, dry
- 月桃(げっとう)、葉、乾燥
 Shell Ginger Alpinia zerumbet leaf, dry
- ローレル(ローリエ、ベイ、月桂樹、ゲッケイジュ)、葉、乾燥
 Bay Laurus nobilis leaf, dry
- クローブ(丁子、チョウジ)、蕾、乾燥
 Clove Eugenia caryophyllata bud, dry
+ 下記精油を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - ジャスミン精油
  Jasmine Jasminum officinale E.O.
 - サンダルウッド(白檀、ビャクダン)精油
  Sandalwood Santalum album E.O.
 - ミルラ(没薬、モツヤク)精油
  Myrrh Commiphora myrrha E.O.
 - パチュリ(藿香、カッコウ)精油
  Patchouli Pogostemon cablin E.O.
- 配合比率 Blending ratio : (closed)

【パルファム・ダンビアンス】 Parfum d'Ambiance
 上記精油のブレンドを無水エタノールで希釈し、スプレーヘッドつき遮光瓶にいれたもの。
<使用法>
 サシェの香りが弱くなったとき、吹き付けると香りがよみがえる。入浴時、湯面にスプレーしてもよい。そのほか、ティシュやコットンにふきつける、など。
<注意>
 - 肌に直接使用しない。刺激が強く肌を傷めるおそれがある。
 - 白い布等には吹きつけないこと。液体が有色のためシミになる。
 - 火気厳禁。エタノール含有率が高いため引火のおそれがある。

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June 13, 2008

季節のサシェ 夏・2008「神馬の浜」通算第3案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « La Plage, Au Bon Vieux Temps»

いろいろ思い悩んだ結果(勝手に)、2008年夏の「季節のサシェ」では、各ブレンドのタイトルから月の名前をはずすことに決定。毎年各地の梅雨が6月30日きっかりで終わるとかなら話は別ですが、行きつ戻りつかわりゆくのが季節、ならば選ぶ人がそこに記された月の名前でためらうのは本意ではない、というわけです。

ということで、「8月の浜辺」あらため「神馬(じんめ)の浜」、通算第3案。

- ホンダワラ(神馬藻、ジンメソウ)、乾燥
 Sargassum Seaweed Sargassum fulvellum, dry
- イグサ(藺草)、葉、乾燥
 Rush Juncus effusus var. decipens leaf, dry, cut
- マリーゴールド(金盞花、キンセンカ)ペタル、乾燥
 Marigold Calendula officinalis flower petal, dry
- オオムギ(大麦)、種子、焙煎、乾燥
 Barley Hordeum vulgare seed, roasted, dry
- ヒマワリ(向日葵)、種、乾燥
 Sunflower Helianthus annuus seed, dry
- マツ(松)、針葉、乾燥
 Pine Pinus sylvestris needle, dry, cut
+ 下記精油を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - ブラッドオレンジ精油
  Blood orange Citrus Sinensis E.O.
 - 青森ヒバ(檜翌檜、ヒノキアスナロ)精油
  Aomori Hiba Thujopsis dolabrata var. hondae E.O.
 - ハッカ(薄荷)精油
  Japanese Mint Menta Arvensis E.O.

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All'Alba Vinceremo

未明のまどろみに明滅する携帯電話のLED、よせばいいのに新着メールをひらけば組織の狭間で疑心暗鬼にとらわれた人からの悲鳴のようなメール、…見るんじゃなかった。

息苦しさにサッシを開ければ、はるか遠い東雲には暁のいろ、あすこの雲と私の間に、いま遮るものの何かがあるのか、それとも、ないのか。あるいはここは無限に深く透明な湖のみな底、喉から血を噴く大声で叫んだとしてもそれは天にも地にもとどかない、だが待て、訪れるのが真なる夜明けであるならば、その光はいつしか静かにまっすぐに、我々の上へと降り注ぐ。そのとき光の源が、どれほどの距離にも嘘にも惑うことなく見出す我々の姿は、はたしていかなるものたりうるのか。

Veritas Lux Mea。斃れた敵のくろぐろしいむくろが放つ血なまぐささによらずとも、沈黙の闇からさす一条の光の中に、我らともどもの勝利を見出す、その力を。

その力を、いかでか我らに。

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June 12, 2008

Limoncello di Capri, Bondi Blue

イタリアはナポリ近郊、カプリ島の特産である大きなレモンの皮で造られたリキュール 、その名も Limoncello di Capri 社の"Limoncello di Capri"。アルコール32度で、冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートで飲むとその瞬間、口も脳も胃袋も、レモンの濃厚な風味に一気に満たされて、実に幸せです。

ところで冷凍庫で冷やすのは、常温だとかなり甘いから。そこで、ひと手間加えていくつか適当にカクテルを作ってみたところ、これがまた美味いのなんの。たとえば:

Recipe / Recettes
- Curaçao Bleu, Le Sirop de Monin, France : 1
- Limoncello di Capri, Italy, chilled in freezer  : 3
- Absolut Vodka, Sweden, chilled in freezer : 5

人工香料をつかった製品は許さない!許せない!という人でも、あまりの上出来ぶりに、これなら、まあ、いいかな…と、つい許してしまう数少ない例外、モナン社のシロップ。最近は輸入食材屋や大きな酒屋にも時々並ぶようになって、うれしい限りです。ここのはどれをとっても出色の出来で、今回はブルーキュラソーを選んでみました。

リモンチェッロのやわらかな黄金色に、あざやかなブルーキュラソーの青を注いだ瞬間、この世ならぬ魅惑的なコーラル・ブルーがあらわれます。そこに、これまた冷凍庫でトロリとなるまで冷やしたアブソリュート・ウオッカをそそげば、レモンとオレンジのほろ苦さが引き立つ、ドライ&ビターなオトナのカクテルのできあがり。およそアルコール40度弱とは思えぬ軽い飲み口に、ついショットグラスをあけると、1分もたたないうちに天国のプライベートビーチからサングラスをかけた band of angels が、慇懃に迎えに来ますよ。さあ、行ってらっしゃ~い。

ちなみに、こんなノン・アルコール版もなかなか美味です。

- Lemon juice (100%): 1
- Curaçao Bleu, Le Sirop de Monin : 1
- Water, chilly cold : 8

レモンジュースはポッカレモン100とかで十分。蒸し暑い季節に、爽快な涼味をそえてくれる色と喉越しです。

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ひとりサマータイム

先月から、朝4-5時台に起きて、夜10-11時台には寝る、という毎日を過ごしています。

朝風呂にゆっくり浸かり、しっかり朝食をとって、すこしでも前向きな気分で職場に向かえるように…と試行錯誤を繰り返した結果、どうやら私の場合、それらの目標を実現するには出勤の3-4時間前に起きる必要がある、という結論に達してしまった、というのが最大の理由です。

だからって4時起きはいくらなんでも…と最初のうちは思っていたのですが、ある日起きぬけに窓を開けて、愕然。ちかくの川や川沿いの並木道から、あるいは近所の美術館の庭園から、夜のうち数時間をかけてゆっくりと浄化された清冽な空気が、さあーっと部屋に入ってきたのです。遠く近くひびく水鳥やカッコウの鳴く声も、晴れているのか曇っているのかわからないような濃紺の夜明けの空も、まるで夜通し降った雪のおもてが明け方に見せるすべらかさのような、あとすこしすれば子供や散歩の犬がぐちゃぐちゃにしてしまうその前のわずかな時間に居合わせた者にだけ許される、実にはかなくも濃密な驚嘆に、満ち満ちているではないですか。

それを知ってから、もう何としても逃すわけにはいかなくなりました。夜明けの直前、今ならだいたい朝4時に、窓を開け放ってベッドの上でする、心底しあわせな伸びと深呼吸。ほんとうはそのあと二度寝できればもっともっとシアワセなんですが、それは週末だけに許される、ますます precious な悦び、ということで。

ともかくも、先月から記事の書き込みの多くが朝4-6時台になっているのは、そういう理由によるものなのであります。自分の暮らす環境を多少なりともの肯定的な説得力をもって自らに示すには-要するに「田舎暮らしも悪いことばかりじゃないのかも」と思いなすには-、バカ高いガソリン代を払って郊外のスーパーやショッピングセンターをめぐる土日のお買い物タイムより、平日早朝のかぐわしい空気を胸一杯に吸い込むときのほうが、自分には合っているのかもしれません。

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June 11, 2008

季節のサシェ 夏・2008「7月の黄昏」第3案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « Le Soir de Juillet »

 2008年7月のサシェの決め手にと選んだスイカズラの、花を摘んで乾かしたドライハーブ「金銀花」が到着しました。スイカズラの花が咲いているところを私自身はまだ見たことがない(…つもりだけで、もしかしてどこかで見たことあるのかな)のですが、西脇順三郎作詞・尾形敏幸作曲の「ギリシャ的抒情詩」という合唱曲の中にその花の名が出てきて、さてどんな香りのする花なのかとずいぶん前から気になっていました。

 ちなみに「忍冬」の名は冬でも枯れないことから、また「金銀花」の名は、次々と咲く白い花が、その前に咲いて黄色みを帯びた花といりまじる様子から、それぞれ名付けられたそうです。

 正確に言うと、今回ドライハーブとして使う金銀花 Lonicera japonica と、精油の原料となっているハニーサックル Lonicera caprifolium は同じスイカズラ属でも種が違うのですけれども…まあそのあたりは和やかに。そういえば忍冬唐草文様も、シルクロードの西端と東端をつなぐシンボルとしてよく言及されますね。

 毎日まいにち10時間の時差をこえて、ユーラシア大陸を東から西へと包みこむ、その黄昏のなんと壮麗なる広がり。はるかなる海岸、前人未到の森林、地平線までつづく草原、あるいは砂丘、羊飼いの歌、通勤電車の窓の月、今日の晩御飯、ふたつほど前の千年紀。

【サシェ】
- 金銀花(ジャパニーズ・ハニーサックル、忍冬、スイカズラ)花、乾燥
 Japanese Honeysuckle Lonicera japonica flower, dry
- マロウブルー(ウスベニアオイ)花、乾燥
 Mallow Blue Marva sylvestris flower, dry
- ラベンダー、花、乾燥
 French Lavender Lavandula officinalis flower, dry
- スペアミント、葉、乾燥
 Sparemint Mentha spicata leaf, dry
- マダケ、葉(笹)、乾燥
 Madake Phyllostachys bambusoides leaf, dry, cut
- アンズ、果実、乾燥、ダイスカット
 Apricot Prunus armeniaca fruit, dry, dice-cut
+ 下記精油等を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - 笹葉エキス
  Madake Phyllostachys bambusoides leaf extract
  (solvent: abs. ethanol)
 - ハニーサックル精油
  Perfoliate Honeysuckle Lonicera caprifolium E.O.
 - アプリコット(杏、アンズ)精油
  Apricot Prunus armeniaca E.O.
 - ピーチ(桃、モモ)精油
  Peach Prunus persica E.O.
 - ラベンダー精油
  Lavender Lavandula officinalis E.O.
 - スペアミント精油
  Sparemint Mentha spicata E.O.

【パルファム・ダンビアンス】
 上記6種の精油等のブレンドを無水エタノールで希釈。

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季節のサシェ 夏・2008「6月の庭園」第4案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 «Le Jardin de Juin »

「6月の庭園」第4案。そろそろ確定か。八重ここのえに白むらさきの、朝霧たゆとうあかつきの庭。それは幻想の宮闕、あまりに高貴なるがるえ、どこにも実存しえぬ、場所。

【サシェ】 Sachet
- ジャスミン、花、乾燥
 Jasmine Jasminum officinale flower petal, dry
- 月桃(げっとう)、葉、乾燥
 Shell Ginger Alpinia zerumbet leaf, dry
- ローレル(ローリエ、ベイ、月桂樹、ゲッケイジュ)、葉、乾燥
 Bay Laurus nobilis leaf, dry
- オレンジブロッサム、花、乾燥
 Orange Citrus vulgaris blossom petal, dry
- クローブ(丁子、チョウジ)、蕾、乾燥
 Clove Eugenia caryophyllata bud, dry
+ 下記精油を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - ジャスミン精油
  Jasmine Jasminum officinale E.O.
 - サンダルウッド(白檀、ビャクダン)精油
  Sandalwood Santalum album E.O.
 - ミルラ(没薬、モツヤク)精油
  Myrrh Commiphora myrrha E.O.
 - パチュリ(藿香、カッコウ)精油
  Patchouli Pogostemon cablin E.O.
 - ガーデニア(梔子、クチナシ)精油
  Gardenia Gardenia jasminoides flower E.O.
 - マグノリア(泰山木、タイサンボク)精油
  Magnolia Magnolia glandiflora flower E.O.
- 配合比率 Blending ratio : (closed)

【パルファム・ダンビアンス】 Parfum d'Ambiance
 上記7種の精油のブレンドを無水エタノールで希釈し、スプレーヘッドつき遮光瓶にいれたもの。
<使用法>
 サシェの香りが弱くなったとき、吹き付けると香りがよみがえる。入浴時、湯面にスプレーしてもよい。そのほか、ティシュやコットンにふきつける、など。
<注意>
 - 肌に直接使用しない。刺激が強く肌を傷めるおそれがある。
 - 白い布等には吹きつけないこと。液体が有色のためシミになる。
 - 火気厳禁。エタノール含有率が高いため引火のおそれがある。

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June 06, 2008

季節のサシェ 夏・2008「8月の浜辺」第2案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « La Plage d'Août »

8月のサシェ、第2案。

照りつける日差しの強さも忘れて夢中で遊ぶ子供たち、大人の呼ぶ声に駆け戻れば木陰にひろげた茣蓙のひんやりと心地よく、今つめたい麦茶に喉を鳴らしたかと思えばまた油照りの日向へと飛び出していく。
松林にこだまする蝉時雨、黄金色にまぶしくかがやくヒマワリ、でも大人はみな気付きながら黙っている。真夏の熱と光のあいだを流れる、透明で深遠な静寂。

時の波が寄せては返す、それは歳月の浜辺、蜃気楼のむこうで曖昧につながる空と海。「8月の浜辺」は、盛夏のひかりの中で融けあう喧騒と静寂、過去と現在、ノスタルジーとエネルギー。昨日の昨日は明日。明日の明日は遠い過去。

【サシェ】
- イグサ、乾燥 Rush leaf, dry, cut
- マツ、針葉、乾燥 Pine needle, dry, cut
- 大麦、焙煎、乾燥 Barley, roasted, dry *
- ヒマワリの種、乾燥 Sunflower seed, dry
- マリーゴールド・ペタル、乾燥 Marigold flower petal, dry
+ 下記精油を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - 日本薬局方ハッカ油 Menthol Oil
 - 青森ヒバ精油 Hiba (Aomori, Japan) E.O.
 - ブラッドオレンジ精油 Blood orange E.O.
 - ライム精油 Lime E.O.
 - パイン精油 Pine E.O.

【オー・ド・アンビアンス】
 上記4種の精油のブレンドを無水エタノールで希釈。
 ハッカ油は刺激が強いので配合比率に留意して添加。

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季節のサシェ 夏・2008「7月の黄昏」第2案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « Le Soir de Juillet »

7月のサシェ、第2案。

さあ、そろそろ開演の時間。青一色にひかり輝いていた梅雨明けの丸天井が、西は黄金色に、東は桃色、薄紫、濃紺へと刻々その色をうつし、いつしか遠く近く夜露を宿した芳ばしい夏草やどこかに咲く花の蜜の香りが、さらさらと笹の葉を揺らす風にのって運ばれてくる。

「7月の黄昏」は、涼やかに乾いた草と甘やかな果実の蜜の、やさしく懐かしくてかすかに切ない香り。

【サシェ】
- スペアミント・リーフ、乾燥 Sparemint leaf, dry
- アンズの実、乾燥 Apricot fruits, dry, dice-cut
- 笹の葉、乾燥 Sasa leaf, dry, cut
- ラベンダー・フラワー、乾燥 Lavender flower, dry
- マロウブルー・ペタル、乾燥 Mallow Blue petal, dry
+ 下記精油を含ませた海塩 sea salt 15g, scented with :
 - ハニーサックル(スイカズラ)精油 Honeysuckle E.O.
 - スペアミント精油 Sparemint E.O.
 - ラベンダー精油 Lavender E.O.
 - アプリコット(アンズ)精油 Apricot E.O.
 - ピーチ(モモ)精油 Peach E.O.

【オー・ド・アンビアンス】
 上記精油5種のブレンドを無水エタノールで希釈。

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季節のサシェ 夏・2008「6月の庭園」通算第3案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 «Le Jardin de Juin »

 6月5日付けで記した6月のサシェ用のブレンド精油を、ソ・サルト社の粒塩 sale integrale grosso 90gを入れたガラス瓶に慎重に注ぎ、静かに混ぜる。香りがなじんだらそのうち15gを、ジャスミンフラワー・ペタルとオレンジフラワー・ペタル、ベイ・リーフの入ったオーガンジーのサシェに移して、湯を注ぐ。

 ... 白檀だ、足りなかったのはビャクダンだ、それに没薬...

 それらの言葉が、どうやって僕の中に入ってきたのか、わからない。寸刻前まで自分の中のどこにもなかったそのイメージに、せっつかれるようにして夜明けの薄明かりの中で別の瓶にまた塩を入れ、せっかく組み上げた昨日までのレシピをまるでなかったことにして、僕の手が精油の瓶を取り、あるものは多めの一滴、あるものは少なめの一滴、と加えていく。

 ジャスミン(茉莉花 Jasmine sambac ではなく、Jasmine officinalis のほう)、サンダルウッド(白檀)、ミルラ(没薬)。それに、ガーデニア(梔子)、マグノリア(泰山木)、スパイクナード(甘松)、フェンネル(茴香)、クローブ(丁子)、パチュリ(藿香)...

 何をあせっているんだろう。自分が呆気にとられている。塩の結晶の角をつぶさぬよう、2本の竹串を箸のように持ってさっくりと混ぜる。それから大さじ1の塩を掬って、さっきと同じようにジャスミンとオレンジの花、ゲッケイジュの葉といっしょに袋に入れて、もういちど湯を注ぐ。…これだ。あわててビーカーに無水エタノール10ccを注ぎ、合計12滴の精油を加えてスプレーヘッドつきの遮光瓶に入れ、祈るように瓶を振って、ムエットに吹きつけてみる。…やっぱり、そうだ。間違いない。

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June 05, 2008

季節のサシェ夏・2008「6月の小径」第2案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « La Voie en Juin »

季節のサシェ夏・2008「6月の小径」。ジャスミンとガーデニアが遠く香る、雨上がりの緑の庭園の小道。案の定、苦戦しています。これまでの試行錯誤は:

- とりあえずジャスミン・フラワーとオレンジ・フラワーをオーガンジーのサシェに入れた段階で、すでに予想をはるかに上回る、甘ったる~い香りに。どうしたものかとハーブのストックボックスを片っ端から開けては嗅いで、ベイ・リーフとユーカリ・リーフを合わせ、さらにジャスミンティーの茶葉を加えてみた。 → ドライポプリとしてはなかなかの香りに仕上がる。

- ところがそのサシェを浴槽につけたところ、 たしかにいい香りなんだけれども、ジャスミンティー成分がお湯に浸出し、お湯がみるみるお茶色に... → これだとあとに入浴する人が驚いてしまいそう。

- そうこうしている間に、ジャスミンとガーデニア、ローザブランカ(アルバローザ、白薔薇)の精油が到着。しかし、これまた脳髄をとろかすような、劇的に甘くパウダリーな香り。聞けば南米での代替医療に実際に使われているというブラジル産の精油とのこと。いったいどうすればこんなに甘い香りになるのか、材料になる植物が違うのか、それとも南米的な嗜好の影響の結果なのか、うーむ…とひとしきり悩む。

- ともかく、ドライハーブのほうはいったん置いておいて、新規入手したブラジル産の精油を使いながら、6月のサシェが目指している風景を描き上げるためのブレンドを次々と試す。たとえば:(いずれも塩30gを基材とし、よくかき混ぜて浴槽に投入)

1. ジャスミン、ローズウッド、ベイリーフ、ベチバー、パチュリ
ねらい:きりっとした濃い緑の印象のベイリーフの中に白いジャスミンの香りをあわせるため、樹木でありながらバラの香りを含むローズウッドを介在させてみた。他方で、濡れた下草や朝夕の初夏の森に低く漂う香りをベチバーとパチュリで表現。
→ フローラルとハーバル/ウッディ、ドライとウェット、シャープとマイルドといった相反する印象が混在してバラバラ。香りの風景の焦点がどこにあるのかわからない。

2. ジャスミン、ガーデニア、アルバローザ、パチュリ、ユーカリ・グロブルス
ねらい:開き直って、3つの白い花をすべてブレンド。バランスをとるため、緑で鋭角の印象を強く持つユーカリ・グロブルス、湿った土の気配を濃厚に凝縮したパチュリを合わせた。
→ 白い花3つはなぜか単独使用よりマイルドな印象に。パチュリ、ユーカリ・グロブルスも悪くない。けど、フローラルとグリーンの間に、なにか missing link があるような気がしてならない。

3. ジャスミン、ガーデニア、エレミ、シソ
ねらい:フローラルとグリーンの間をとりもつとすれば、柑橘系か、柑橘系の香りを包含する樹脂。こういうシチュエーションで最初に思いつくのはフランキンセンスだが、目指す風景の香りに対してはフランキンセンスはちょっと重い気がしたので、(自分の中では)比較的ライトな印象のあるエレミを採用。また、パチュリにかえて同じシソ科のシソを登用。
→ 再び香りの焦点があいまいに。難しい!

4, ジャスミン、ガーデニア、フランキンセンス、ブラッドオレンジ、ベイリーフ、ユーカリ・グロブルス、パチュリ
ねらい:ジャスミンとガーデニアを使いながら、ドライハーブとして使うであろうベイリーフの精油、およびやはり使いたかったパチュリを復活させ、これらホワイト・フローラルとディープグリーン・ハーバルの間をとりもつ精油として、定石どおりリモネン含有樹脂のフランキンセンスと柑橘系のブラッドオレンジを採用。最後に、香り全体のシャープネスの調整用にユーカリ・グロブルスを添加。
→ これならOK!フローラルがメインノート、ハーバルがサブノート、レジンとシトラスがバランサーになって、ようやく安心して身を委ねられる、上品な香りにまとまりました。

…というわけで、やっとたどり着いた精油ブレンドは「7種配合」という大規模なものに。もうちょっと配合バランスを工夫すればブレンドに使う精油の種類を減らせるかもしれないけれども、あまり時間もないので、精油のブレンドについては今回は上記 4. の組み合わせで決定。あとはジャスミン・フラワーとオレンジ・フラワー、ベイ・リーフというドライ素材に合わせてみて最終調整を行うこととします。

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June 01, 2008

クエン酸リンス用エッセンシャルオイル・ブレンド(1) はちみつレモンと椿油のリンス - Citric Acid Rinse with Honey & Lemon Tea Tree E.O. and Camellia Oil

石けんシャンプーを使ったら、酸性のリンスで中和せねば。バサバサになっちゃいますからね。

早い話、ドラッグストアで売っているクエン酸の粉末を買ってきて、洗面器のお湯に小さじ1杯弱をとかして髪をよくすすげばOKなのですが、洗面器に浸せるぐらいの長髪でないかぎり、そのままではザバーっと流れてしまって正直ちょっと使いにくい。そんな時には、粘性があり保湿力もある素材を基材にすれば一石二鳥。また、髪や地肌にやさしいキャリアオイルを加えるとさらに効果アップ、一石三鳥グランドスラム達成。

というわけで、これもブレンドのサンプルを。

材料 (30ml容器用)
- クエン酸粉末 Citric acid powder : 2.5g
- 精製水 Pure water : 5g
- グリセリン Glycerol : 10g
- 純ハチミツ Pure honey : 10g
- 無水エタノール Absolute ethanol : 2g
- カメリア(椿)オイル Camellia oil : 1g
- レモン・ティートゥリー精油 Leptospermum petersonii, Lemon Tea Tree E.O. : 0.05ml

1. 容器に精製水を入れ、クエン酸粉末を溶かす。
2. 1.に純ハチミツとグリセリンを加え、竹串などでよくかき混ぜる。
3. 別の容器で無水エタノールに精油とオイルを加え、十分に攪拌してから2.に加える。

使う直前には容器ごとよく振ってください。分離していた水と油が混じり合って、やわらかな半透明のレモン色になればOK。適量を手に取り、シャンプー後の濡れた髪と頭皮によくなじむよう、軽くマッサージしてください。最初のギシギシした指通りが、しばらくするとだんだんなめらかになってきます(ここがちょっと実験っぽくて毎回楽しい)。指通りが完全にスルッスルにならなくても、そのあと十分にすすぎ、乾かせば驚くほどサラサラに仕上がります。

精油はお好みのものでよいのですが、レモンやベルガモットなどの柑橘系精油には光毒性(使用後数時間以内に日光に当たると肌に刺激を生じる)があるものが多いので、避けた方がよいでしょう。レモンの香りのする精油には、今回使ったレモン・ティートゥリーのほかにも、レモン・マートルやレモングラス、レモン・バーベナとたくさんありますから、お気に入りのものをどうぞ。

なお、このレシピではグリセリンとハチミツで粘性を高め、リンス時に成分が髪にとどまりやすい状態にしてあるので、クエン酸の使用量は少なめで十分です。クエン酸粉末を入れすぎると、頭皮に痛みが生じるので注意してください(本人実験済み、あいたたた)。また、高温高湿の浴室内などに置いておくのは避け、早めに使い切ってください。腐ります。

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無添加石けんシャンプー用エッセンシャルオイル・ブレンド(1) 脂性肌用 - Additive-free Soap Shampoo with Rosemary, Bay and Clary Sage E.O.s for Oily Skin

最近はどこのドラッグストアでも置くようになった石けんシャンプーや石けんボディーソープ。以前は、とりわけ乾燥がひどい冬から春にかけて、肌といっしょに頭皮がかゆくなったり、逆に妙にべたついたりすることがあったのですが、この春に石けんシャンプーを試しに使ってみたら、ほとんどそういうことがなくなりました。皮脂を洗い去りすぎないのがいいのかな。原理はよくわかりませんが、ともかく自分の肌にあう製品がうまくみつかったのはラッキーでした。

こうした無添加・無香料の製品にエッセンシャルオイルをブレンドする際の目安は、いくつかの文献を見比べたところ、おおよそ「基材(石けんシャンプーまたはボディーソープ)100gに10滴(≒0.5ml)」程度が標準のようです。

ただし、無添加だけに劣化がはやく、まして温度・湿度の高い浴室で使用することを考えると、一度にあまりたくさんつくるのはちょっと気が引けます。そんなとき便利なのが、無印良品や100円ショップなんかでも売っている、30mlや50mlの小分けポンプ容器。ちょっと作ってちょっと試して早めに使い切る、ってのができるのはありがたいです。

しかし調子に乗って次々いろんなブレンドを試しすぎると、一体どれがどれやら?になると困るので(というか、そうなりかけたので)、比較的うまくいったブレンドを、備忘用にここに書いておくことにします。

材料 (30ml容器用) 脂性肌用 For Oily Skin
- 石けんシャンプー 無添加・無香料 additive-free soap shampoo : 30ml
- ローズマリー精油 Rosemary E.O. : 0.05ml
- ローレル(ベイ、月桂樹)精油 Bay leaf E.O. : 0.05ml
- クラリセージ精油 Clary Sage E.O. : 0.05ml

上記材料を容器に入れ、攪拌棒や竹串などでよく混ぜる。使う前にも、容器ごとよく振って混ぜること。

石けんシャンプー自体の使用感はマイルドなのですが、皮脂バランスを整える3つの精油の香りがとても清冽なので、すごくすっきりします。自分がこのブレンドを気に入った理由は、「香りがフェミニンすぎずマスキュリンすぎず、でも確実に気品あるオトナの感じ」に仕上がった点。ぐったり疲れてお風呂に入る日、忘れてはいけないプライドを見失いかけた時。ああ、そうだった、と何かを思い出させてくれる、そんな香りです。

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季節のサシェ 夏・2008「8月の浜辺」第1案 - Sache de la saison, l'Été 2008 « Le Rivage en Août »

ついでに8月のサシェのアイディアもメモ。

8月と言えば海、ですが、だからといって南国リゾート風味の安直なニオイには食傷気味(でしょう?最近は柔軟剤で「南国リゾートの香り」を称するものまであるけれど、洗濯物を部屋干ししながら南国リゾート気分、ってのはあまりにも皮肉で、かえって痛々しい...と思うのは私だけかな)なので、大胆にも「幼いころに親に連れられて行った日本の浜辺の匂い」の記憶にトライ。今回はそれを、こんなふうにパラフレーズしてみました:「さんざんはしゃいで泳ぎ疲れた子供が、浜茶屋のひさしの下で家族と一緒に麦茶を飲んで一休み、ごろんと寝ころぶと浜茶屋の裏手に咲くヒマワリが見えて、その上には果てなく広がる夏の青空」。

構成要素案
- 海塩 Sea salt
- ホンダワラ(神馬藻)Sargassum fulvellum, dry
- マリーゴールド・ペタル Calendula officinalis (=Marigold) petals, dry
- タジェット精油 Tagetes glandulifera E.O.
- イグサ(藺草)Juncus effusus var. decipens (=Rush), dry
- 焙煎オオムギ Hordeum vulgare (=Barley), roasted

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季節のサシェ夏・2008「6月の小径」第1案 - Sachet de la saison, l'Été 2008 « La Voie en Juin »

季節のサシェ、6月は雨のイメージにしようかなと思ってたのですが、間違うとただでさえ湿気た季節にますますじめじめする匂いを放つポプリ、ってのも何だかなあ、ですよね。

で、ちょっと発想を変えて。6月の雨上がり、白い花の咲く緑ゆたかな庭園の小径を歩くイメージにしてみようかと。ってそれ、前に思いついてたのにうっかり忘れてました。6月の白い花といえば、何といってもガーデニア(クチナシ)、マグノリア(タイサンボク:注)、ジャスミン、オレンジ... 香り絶品のものばかり!これを使わない手はないでしょう。

(注)マグノリアは通常「モクレン」と訳されますが、日本でモクレンと呼ばれている Magnolia quinquepeta, Magnolia liliiflora の花はさほど強い香りを放ちません。じゃあ、香水やアロマオイルの調香でマグノリアと称されている、あの濃厚な香りはどの花のものか?と、ずっと不思議に思っていたのですが、最近になってようやく、それが同じモクレン科モクレン属でも別種の Magnolia grandiflora、タイサンボクのことだということを知りました。実は今の職場の近く、というか敷地内にもタイサンボクの木があるらしい(のに先日までそれを知らなかった)ので、今年こそは自分の鼻で嗅ぎにゆかねば!と思っております。

構成案
- ジャスミンフラワー・ペタル Jasminum officinale, petal, dry
- ジャスミン精油 Jasmium officinale E.O.
- オレンジフラワー・ペタル Citrus aurantium (=Orange bitter), petal, dry
- ネロリ(ビターオレンジ)精油 Citrus aurantium E.O. (=Neroli E.O)
- マグノリア・オードトワレ、サンタマリアノヴェッラ Magnolia E.d.T., Santa Maria Novella

今回はアクセントにオードトワレをブレンドするという荒技にも挑戦。あと、もうすこしグリーンなノートも付け加えたいのですが、さてどうするかなー。Myrtle? Petit-grain? Guajak wood? Mugwort? それとも隠し味で、Patchouli or Vetiver?

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