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October 2008 posts

October 18, 2008

本日の手作り入浴剤:純粋ハチミツとホホバ油のバスオイル(ミルキータイプ)

心地よい秋晴れの続く季節となりました。でもからっと晴れた日が続くと、肌や髪の乾燥も気になるもの。そんなときは、純粋ハチミツとホホバ油の保湿力、そしてハチミツ&シトラスの心に甘くしみとおる香りでカラダもココロもたっぷり潤う、こんな手作り入浴剤(バスオイル、ミルキー(白濁)タイプ)はいかがでしょう?

ブレンド・レシピ(1回分)
材料

ハチミツに関しては量を大幅に増減しても肌に強い刺激を伴うことはないので、お好みで調整してみてください。百花蜜あるいは単種(アカシヤ、レンゲ等)蜜など、お手持ちのどのような種類のものでも結構です。

可能なら、オーガニックホホバオイル バージン(未精製のもの、ゴールデンとも呼ばれています)をおすすめします。金色にすきとおったホホバ油は、ハチミツと相性抜群!です。

水と油を乳化してやわらかいミルキータイプのお湯にすると同時に、ハチミツやホホバ油の有効成分を肌や髪が吸収するのを助けてくれます。

  • お好みの柑橘系エッセンシャルオイル 3~5滴

肌への刺激が気になる方は、比較的刺激が少なく甘い香りのスィートオレンジ系 Citrus sinensisマンダリンやタンジェリン Citrus reticulata を少量ブレンドすることをおすすめします。気分をリフレッシュしたいときにはレモン Citrus limonベルガモット Citrus bergamia もよく合いますが、朝風呂など入浴後12時間以内に日光(紫外線)を浴びる可能性のある場合は、光毒性のないベルガプテン・フリー(=フロクマリン・フリー、FCF)タイプのベルガモット精油をお使いください

作り方

  1. ガラス製の容器に、上記の材料をすべて入れます。
  2. 材料がよく混ざるように、へら(スパチュラ、竹串でもいいです)で練り合わせます。

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October 12, 2008

肌寒い初秋の月夜のためのオイルウォーマー用ブレンド:ベイリーフ、ナツメグ、オレンジ、ラベンダー、ベンゾイン - Blend of Bay Leaf, Nutmeg, Orange Sweet, Lavender and Benzoin E.O.s for a chilly evening with the silver moon

そろそろオイルウォーマーのろうそくの炎で香りをくゆらせたくなる季節になってきました。でも考えてみると、夏場によく使ったミントやシトラスなど揮発速度の速い精油には非加熱型のディフューザのほうが素材そのものの香りを楽しめて良いけれど、秋冬のブレンドによく使う揮発の遅い樹脂のまったりした甘い香りや深く神秘的な香りを引き出すには、加熱型のオイルウォーマーのほうがいい、というか、加熱しないと本当の香りが出てこない、ってこともあるでしょうね。んー。ろうそくの炎で心もあたためたいシーズンにおける、本能と合理性のシンクロナイゼーション。すてきであります。
そんなわけで、今夜はウォーマーの出番。秋の月夜にちなんで月桂樹の葉 Bay Leaf のスパイシーで神秘的なノートを中心に、同じくパワフルなスパイスつながりでナツメグ、そして心をあたたかくする甘いノートにはトップにオレンジスイート、その向こうにラベンダー、ローズゼラニウム、ベンゾイン、とグラデーションを描きながら濃厚に深まっていく香りを配してみました。

さて、仕上がりや如何に?

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本日の手作り入浴剤・アロマソルト「サイプレスフレンチ、ジュニパー、パイン、レモン、フランキンセンス」 - Aromatic Bath Salt of the Day with Cypress French, Juniper, Pine, Lemon and Frankincense

分かった。わかりました。以前、「学名の同じ針葉樹の精油でもメーカーによって全然違う」と書いたことに関し、データベースを眺めなおして答えを発見。実は、同じパイン pine sylvestris でも、針葉 pine needles/leaves のみから採油しているものと、木部 wood や枝 brabches, twigs からも採油しているもの、さらには松脂 pine resin から採油しているものなど、使用している部位や採油方法が、それぞれに異なっていたのです。ジュニパーも然りで、果実、いわゆるジュニパーベリーのみから採油するメーカーもあれば、「実の付いた小枝」fruiting twigs を使っているというメーカーもあって、それじゃあ全然印象が違うのも当然でした。

そんなわけで、レシピによる精油ブレンドにおける香りの再現性を高めるためには、学名とともにその精油の採取部位・採取方法を、あるいは加えてメーカー(や、場合によってはロット)をも、記しておく必要があるなあ、と改めて思った次第です。

でもそうやって情報量を増やしたときのフォーマットを、さてどうするか。今回はためしにこんな感じで。

ちなみに上のブレンドのもくろみは、カラダの中のよどみ(鬱滞、うったい)を除くと同時に、ざわつく気持ちをしずめる(鎮静)効果をもつ組み合わせを、冬が音もなくひたひたと降りてくる山肌の森の香りの中にまとめてみた、という次第。しかも、最初に述べたとおり、ジュニパーもパインも何社もの精油をそろえて、微妙な香りの違いの中から、いちばん相性のよさそうなタイプを選んでみました。自分で言うのもなんですが、香りも効果も、ともに上々でした。

最初はごく単純な、香り・匂いというものへの好奇心からはじめた精油ブレンド遊びだったのに、疲れた時や苦しい時の僕の人生を、精油の香りたちはけっこう本気で支えてくれるようになりました。誰にお礼を言ったらいいのか、しいて言えばそれはこの芳しき世界 il mondo fragrante すべてにかな。ほんとうにありがとう。

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October 08, 2008

本日の手作り入浴剤・アロマソルト「コパイババルサム・パイン・ビターオレンジ」

日ごとおだやかになる朝の光、遠くちかく金木犀の香る、ひんやりとした秋の朝霧、なんという美しい朝の冷気... そのすべてがイヤなんだってば。終わってしまえこんな世の中なんか。
... みたいに、やさぐれた気分の朝。大丈夫、伊達に精油を集めてきたわけじゃない。

ということで今朝のブレンド:

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October 06, 2008

本日の手作り入浴剤・アロマソルト「スィートオレンジ・パイン(バビショウ)・ジンジャー」 - Aromatic Bath Salt with Orange Sweet, Horsetail Pine and Ginger E.O.s

最近、マツ目マツ科 Pinales (Coniferae) Pinaceae の精油をいろいろ試してみて、原料の属・種の違いはもちろん、同属同種の原料、さらに原産地や抽出方法まで同じで、特段ケモタイプとして区別されていないものでも、メーカーが違うとずいぶん印象のバリエーションがちがうもんだなあ、と痛感しています。厳密にいえば同メーカーでもロットが違うとまた微妙に違うのでしょうけれど、よく考えたら「原産国:ロシア」とか「原産国:中国」とか領土の広い国の場合、同一国産原料でも気象等の生育条件がぜんぜん違う、なんてこともあるんでしょうね。

そんな試行錯誤の中で見つけた、お気に入りのブレンドから、今夜の入浴剤用のレシピをひとつ。急に涼しくなったのはいいけど、なんだか元気がない。仕事から帰ってきてもぐったりしたまま、何もする気になれない…。そんな、この季節にありがちな気分の夜に、決して声高に押し付けがましく激励してくれるわけじゃないけど、ただ静かにやわらかく温かく寄り添って話を聞いてくれるような、そんな秋のおだやかな森の陽だまりを思わせる仕上がりで、個人的には、かなり気に入っております。

ブレンドの材料とおすすめの比率は次の通り:

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秋雨の朝のためのディフューザ用ブレンド:オレンジ、シナモンバーク、イランイラン

えーと、そのまんまの趣旨のブレンドです。

実際の経緯は:

昨晩、ひんやりした秋の夜。沈みがちな気持ちに、力を与えてくれる香りを…と、ぼんやりした頭で精油ボックスを開き、中途半端に余っていたイランイラン Cananga odorata の精油1ml程度を、なんとなくディフューザに入れてスイッチを入れてみた
 ↓
うわ。とんでもなく妖艶で強烈な香りが部屋中に。あわててエタノールで薄めてみるが、そんなのじゃ全然おさまらない
 ↓

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Можжевеловое, Шалфея Мускатного...

Добрый вечер! 先日、とはいってももうひと月以上前、敬愛する同僚氏からロシア土産として頂戴したもののなかに "Можжевеловое"、"Шалфея Мускатного" と書かれたЛекус社(Lekus, http://www.lekus.ru/)のエッセンシャルオイル各10мл(←ロシア語でもミリリットル、ml なんですねえ)がありました。

Wikipedia の英語版とロシア語版を行ったり来たりしながら、

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October 03, 2008

The Most Authentic and Precious Incenses in Japan, 21th C. - 正覚 (Shokaku)、 妙芳(Myoho)、南薫(Nankun)、微笑(Misho)

えーと、このエントリは、標題に掲げた香を実際に入手してから改訂しまーす。って、いったい何万円かかるのか…また冬のボーナスがもらう前から減っていく、なんと業の深い己が身よ、己が鼻よ(ヨヨ)←泣き崩れ中

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October 02, 2008

- intermezzo -

そして結局戻ってくるのはここ、日本の匂い、京都の香り。生まれ育った空気の匂いが何色だったか、それは遠いどこかの場所と較べてはじめてわかる。ロンドンのヒースローに降り立ったのは1990年の2月、夜航フェリーのデッキで嗅いだドーヴァー海峡をわたる風、パリの朝をけぶらせる晩冬の雨の匂い、フィレンツェのドゥオモに遠く低く響くグレゴリアンと香炉の気配、クラクフの夜明け前の市場を満たす冷えたミネラル臭、低い雲と水面とフィヨルドの間を這うように漂っていたノルウェイの針葉樹林の香り、ソウル鐘路4街の西側あたりから襲いかかってくる濃厚な漢方薬の匂い、マンハッタンの透明な秋空から押し寄せる高気圧と薄暗いサブウェイのプラットフォームに淀む都市の記憶、カトマンドゥの春の砂塵とどこからともなく漂ってくるバター油の燈火の燻り、エルサレムの晩夏の石畳に影を落とし行き交う人々の波と不思議な静寂、初めて訪れたイスタンブールの海と空を満たす深藍のなんという懐かしさ、そのすべてのなかで迷子のコドモのようにいちいち戸惑いながら、旅が終わりに近づくごとにこの手にいつの間にか掴んでいた見えない扉のノブを、ぼくは異国の空気の中でおそるおそる薄く開き、その隙間から漂ってくる遠く懐かしい世界の空気を、それまでの自分を当然以外の何ものでもないふりをして包んでくれていたその風景のすがたと匂いを、何度も何度も眺めなおし嗅ぎなおしてきた。

そんな18年間が長かったか短かったか、ぼくには分からない。ただ40歳を前にしてようやく僕は遠い匂いの記憶を言葉にして綴るなんておかしな真似をおぼえ、もう忘れかけていた匂いをちょっとずつ手繰り寄せることがようになったところで、気づけば匂いの記憶と一緒に、忘れなきゃいけない、なかったことにしなきゃいけない、そう必死に信じ込もうとしていた日々の記憶まで、どうしたことかどさくさ紛れに再びこの手にするようになった。何を知るでもないくせに、こんな人生なんかもう、なんてに何十回も何百回も思ってきた僕だったけれど、このヨロコビとカナシミに満ちた世界の匂いの中で、この鼻とこのコトバをもって旅を続けることができるなら、あと10年、いや20年くらいはどこでだってどうにか働いて生きていこう、もし神様が気まぐれのおまけでもいい、そのあと数年でも時間をくれたならば、その時のぼくが手にしうる総てのコトバでもって、この世界の匂いの恵みを謳いつづけよう。

そしてたぶん何度か後の人生で僕は、かつての僕が生きていたころの自分が世界のどこかに残した落書きみたいな記憶を、海辺でまるくなったガラスのかけらを見つけたコドモみたいに、面白がって手にとって陽のひかりにかざしてみるだろう。そのあとそれを大事にしまって宝物にしてくれたって、あるいは海になげすててくれたっていい。すべてが歳月の浜辺に洗われて砂塵になるその日まで、良かれ悪しかれ、残れ僕の言葉、このかぐわしき世界の、匂いの記憶。

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October 01, 2008

無印良品ブレンドエッセンシャルオイル「トゥインクル」'07年冬限定品 - MUJI Mélange des Huiles Essentielles "Nuit Étoile" (Édition Limitée, Hiver '07)

「ウォーム&スパイシー」Warm & Spicy「ウィンター・フォレスト」 Winter Forest と並んで、無印良品が2007年度冬季限定で発売したブレンドエッセンシャルオイル・シリーズ3兄弟。最後に紹介するのは「トゥインクル」Twinkle です。クリスマス、星、とくれば、マストな精油はもちろん、そう、アレとアレですねえ。パッケージに書かれていたブレンドリストは次の通り:

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無印良品ブレンドエッセンシャルオイル「ウィンター・フォレスト」2007年冬限定品 - MUJI Mélange des Huiles Essentielles "Sylve Hivernale" (Édition Limitée, Hiver '07)

無印良品の2007年度冬季限定ブレンドエッセンシャルオイル・シリーズの中から、前エントリで紹介した「ウォーム&スパイシー」Warm & Spicyに引き続き、今度は緑のパッケージの「ウィンター・フォレスト」 Winter Forestを。ブレンドリストは次の通り:

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無印良品ブレンドエッセンシャルオイル「ウォーム&スパイシー」2007年冬限定品 - MUJI Mélange des Huiles Essentielles "Chaleur Épicée" (Édition Limitée, Hiver '07)

さあ、ハロウィーンまであと1か月、クリスマスまであと3か月を切りました。ほどなく始まる各社の2008年版 festive/holiday シリーズのリリースラッシュまでに、去年までの名作ブレンドを振り返っておきましょう。

まずは昨年冬にマーケットに飛び出し、世のニオイ族の意表をついた精鋭伏兵3人組、無印良品の2007年度冬季限定ブレンドエッセンシャルオイル・シリーズのうち、赤いパッケージの「ウォーム&スパイシー」 Warm & Spicy から。

ブレンド素材としてパッケージに表示されていたのは、以下の4種類のエッセンシャルオイルでした。この4種類の精油名と「ウォーム&スパイシー」というタイトルを見ただけで製品の仕上がりの香りがおおよそ想像できた方、さすがです。Viva Il Suo Naso。

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